Junk Talk #001
映画『死んでもいい』
WOWOW初放送★
勝手に協賛企画

死んでもいいとも放談
<その1>

2023年11月13日、
映画『死んでもいい』がWOWOW初放送されることになりました。

HD画質での放送に合わせて、
公式ファンサイト「石井隆の世界」の運営スタッフ二人が
作品にまつわるアレコレをゆる〜く掘り下げ。

まずは映画情報番組「映画工房」でのエピソードから。
ページを進むにつれて番組では語れなかった石井監督にまつわるエピソードも織り交ぜていきます。



KICO
KICO
(Web連絡係)

今回は映画『死んでもいい』WOWOW初放送ということで、放送をより楽しんでいたただけたらと、公式ファンサイト「石井隆の世界」から運営スタッフ二人のくだらない放談を勝手に企画してみました。
ファン目線で作品の見どころや石井隆ワールドならではの楽しみ方を私たちなりにお伝えできたらと思います。


はたぼー
はたぼー
(Web維持管理係)

けれど、まぁ、ディープなファンの皆さんが多いので、物足りない内容にならないようにできればいいですけれど、ね。


KICO

公式なんだから本来は、どなたか撮影当時のスタッフ・関係者の方にお話を聞いたりとかしたかったけど…突然の思いつきで準備ができず、シロート2名が勝手にダベるだけなので、ゆるめにお付き合いいただければと思います。


はたぼー

今回WOWOWさんがデジタルリマスター版・初放送ということで、スクリーンでのフィルム上映を除くと、『死んでもいい』史上最高のHD高画質で視聴できるというわけだね。


KICO

ちなみに、これまでのDVDは2001年初回リリースが「4:3・レターボックス」、2008年2回目のリリースがHDニューマスターからの「16:9・スクイーズ」だったんですが、どちらもDVDのスタンダード画質でしたから、より鮮明なハイビジョン画質で観られる最初のチャンスです。


はたぼー

HD版なので、DVDではつぶれてしまっていた暗部や細部の描写も観られるといいよね。


KICO

石井監督の映画って、あえて暗くしてるシーンも多いからね。


はたぼー

でも、そこに何かが写っている。


KICO

で、今回の初放送を前にWOWOWさんのオリジナル情報番組「映画工房」#617(無料放送)でも映画『死んでもいい』がピックアップされたんだよね。
そこに石井隆ファンの一人が、公式ファンサイトから刺客として送り込まれた(笑)
つーか、知らないうちに勝手に出ちゃったんだけど。


はたぼー

不肖はたぼー、恥ずかしながら醜態を晒してしまいました。


KICO

ところで、はたぼーが、なんでWOWOWさんの番組に出ることになったの?


はたぼー

WOWOWさんに『死んでもいい』の放送リクエストを出してたら、採用されたんだわ。
「あなたの映画館」って企画やってるっしょ。
あんたのリクエスト叶ったから、番組に出ませんか、って連絡があったのさ。


KICO

連絡が来たんだ。
私だってこの映画観たいとは思ってたけど、リクエストって発想はなかったわ。


はたぼー

なんかさ、自分みたいな個人ひとりがTwitterとか(いや今はXか)、SNSとかで誰とも定まらない相手に『死んでもいい』が観たい〜と言ってもお友達の輪の中で「いいね」が付くだけで。何処にも届かないじゃん、なかなかね。
本当に観たいから、ちゃんとした手段を持ってる相手のいるトコロにね、声を届けようと思ったわけ。


KICO

そういう正論、うざいだけだけど。


はたぼー

そういう説教、うざいだけだけど。


KICO

そんな返しはいいから。
なんでWOWOWさんだったの。


はたぼー

WOWOWさんだけじゃないよ、石井隆監督が昨年お亡くなりになった後からね、監督不在の寂しさを紛らわせようと、いろんなBS、CSの映画チャンネルがあるでしょ、各チャンネルの公式サイトにリクエストフォームがあったらとにかく出してたのよ、『死んでもいい』が観たい〜って。


KICO

その一つが採用されたんだ。


はたぼー

当初WOWOWさんは昨年の石井隆監督ご逝去の後に、『死んでもいい』を放送したかったそうで…。いろんな権利関係がクリアできたのが、このタイミングになったんだって。


KICO

そういえば、WOWOWさんは昨年、石井監督の没後に唯一、『GONIN』を追悼放送してくださってたよ。


はたぼー

石井監督の追悼放送、あるようで他にはなかったもんね。


KICO

だけどさ、普段人前に出ようとしないはたぼーが、何を血迷って番組に出たの?


はたぼー

身から出た錆よね〜〜〜!


KICO

ちゃんと答えなよ。
何気に石井フリークにしか判らないセリフぶっ込むんじゃないよ。


はたぼー

恥を忍んで出ました。


KICO

だから、なんで?


はたぼー

石井監督からご生前いろんな話を直接聞かせていただいてたじゃない、
そういうレガシーみたいなものをね、機会があれば世に語り継いで行かないといけないと思ったわけ。


KICO

え〜、あんたの口からそんなこと言う?


はたぼー

いや、まぁ、番組から出演オファーが来た時にね、
天国にいる石井監督からご指名をいただいたようなね、そんな気がしたのよ。
ついにHD化されるんだそ、イッチョここは、ファンの一人としてお前がしゃべって来い、みたいな。


KICO

勘違いもハナハダしいぞ(笑)


はたぼー

石井監督がご生前、主だった代表作の中で『死んでもいい』がブルーレイ化やHD放送されてないことを嘆いてらしたんだよね。
権利関係がいろいろと難しいんだって…。


KICO

私も聞いたよ、その話は。
作品賞とか、携わったスタッフやキャストの皆さんがいろんな映画賞をいただいた作品だから、ブルーレイにならないのが残念だっておっしゃってた。


はたぼー

石井監督ご自身もこの作品ではギリシャで監督賞もらったり、キネ旬の脚本賞もらってるしね。
なのに、埋もれた代表作みたいになってたでしょ。


KICO

確かにアルゴ作品の中では『天使のはらわた 赤い閃光』もVHS止まりで、その後DVDやBDになってないんだけど、有料BSチャンネルでは何度かHD放送があったよね。
でも『死んでもいい』はHD化されたものが放送もBDリリースもされてなかったから。


はたぼー

そういう無念を、今回WOWOWさんが晴らしてくれたわけだ。
もう、ココロして放送を見るべし。
初放送の時間はテレビの前に正座だよ。


KICO

でさ、話し下手のはたぼーが、番組「映画工房」ではよく喋ってたね。


はたぼー

身から出た錆よね〜〜〜!


KICO

はぐらかすんじゃ、ないよ。


はたぼー

いや、もう、トークはグダグダでした。
いろいろとネタは準備してたんだけどね〜。


KICO

ま、シロートにしてはね、頑張ってたと思うよ。


はたぼー

あとは番組制作スタッフの皆さんが、上手い具合に編集してくれてたので、何とか成立してましたかね。


KICO

見どころに運河の再会シーンとオープニングの一連を取り上げたのはどうして?


はたぼー

あそこは石井監督から撮影時のお話を何度か聞いてたところだから。
もしご本人が出演されてたらココを挙げるだろうと、ね。


KICO

WOWOWでの「映画工房」#617無料放送は終わったけど、
オンデマンドではまだ配信されてますので、
気になる方は11/17(金)までに。


はたぼー

下にオンデマンド配信へのリンクをはっておきます。
スマホ、タブレットの方は「WOWOWオンデマンド」アプリが必要ですが、
「映画工房」はログインなしでご覧いただけます。
次に「情報バラエティ」のカテゴリーを選択して「映画工房#617」を選択してください。
パソコンからは、アプリ、ログイン不要でブラウザでそのまま視聴できます。

※配信終了につき、リンクは解除しております。


次ページ、
収録で語るつもりだった裏ネタを披露。

つづきを読む

映画『死んでもいい』(1992)
WOWOW放送予定(2023.11.13初放送ほか)

斎藤工×板谷由夏
「映画工房」#617
オンデマンド配信(2023.11.17終了)


話し手/ KICO  プロフィール
    はたぼー  プロフィール